左膝

左膝が痛いです。

他のスポーツもしているので、そちらが原因かと思っていたのですが、最近はバレエの後も痛いことがあります。

特に左足を前の4番に踏み込んでドゥミ・プリエするときと、左足だけで着地するときに痛みが発生する感じ。

なんでだろうと思っていたのですが、思い当たることが出てきました。

 

まず、練習量が多すぎて、疲れが取りきれていないこと。

若い頃からスタミナ自慢だったので、ついついやり過ぎる傾向にあるのですが、R40になってから、以前と同じ運動量だと疲れが抜けないままになっていることに気がつきました。

1週間休みなく連続でレッスンをすると、完全にバテてしまい、次の週は1週間まるまる使い物にならなくなりますし、痛みが一気に出てきます。

逆に仕事が忙しくて、1週間ほどサボると痛みも疲れも取れていることが多いです。

なので、敢えて週に一度は完全休養日を設けようと思います。

私の場合、睡眠不足だとパワーも落ちるので、結果として膝に負担がかかるというのもあるみたいです。

 

次に左の腿裏とお尻の筋肉がうまく使えていないこと。

筋力自体の左右差はないのですが、右足がしなやかに連動して動かせるのに対して、左足はちょっと棒のようというか、カクカクした動きになります。

なので着地の際に、右と比べてガクッと膝に衝撃が行きやすいのです。

これは神経の問題だと思うので、まずはクッションのようにしなやかに着地するという意識を高く持って、神経の活動を活性化させるしかないのかなと。

また、お尻については、普段右軸で立っているせいもあって、明らかに右のほうが筋肉もプリッとついていて、それに比して左はなんとも頼りない感じ。

使わないと鍛えられないけど、なまじ今まで右のお尻の筋肉だけでどうにかなる身体の使い方がくせになってしまっているので、これを治さないことには、左の筋肉がつきません。

なので、これに関しては、右のお尻の過緊張を解くことの方を意識しようと思います。

 

さらに左はターンアウトが緩いです。ア・テールだとごまかせるのですが、左軸でルルベパッセをすると、一気にパラレルポジションになってしまいます。

パラレルなのに外側に力が加わるから、ガニ股チックにガクッと横の衝撃が加わり安くなっている気がします。

ジャンプを伴うアンシェヌマンで痛みが出るので、その時にきっちりターンアウトできることが最終的な目標ですが、まずはバーレッスンのルルベの時に、ズルせず、バーを持っても良いからターンアウトすること、を心がけます。

 

最後に左は足首が硬いです。

仰向けに寝っ転がって足を上に上げ、ぶらぶら揺らした時に、明らかに右の足首が硬くてカクカクいっています。

緩すぎるのも良くないのですが、足首が硬い分、緩い左膝のところに力のブレが集中して出ているように思います。

これはもう地道なストレッチしかないと思うので、講師の方に良いストレッチ方法を聞こうと思います。

 

シャンジュマンはどの方向に跳ぶのか。

シャンジュマンではどの方向にどのように跳ぶのか、の指導もありました。

 

初心者のシャンジュマンは、意外と後ろに反っくり返るように跳ぶ人が多いのだそう。

だから慣れるまでは少し肩を前に寄せて、前のめりに跳ぶくらいの感覚(最終的にはアウトだけど)で跳び慣れると良い、と言われました。

 

プロのシャンジュマンを見ると胸を張って飛んでいいるように見えるけど、あれは胸を張っているだけであって、お腹を突き出してそっくり返っているのではないですし、頭の向き自体は後方には向かっておらず、あくまで真上に向かっているのですよね。

 

ダメな例を見せてくれたのですが、足の根元からターンアウトできてないのに、つま先だけ外に向けたがために、お尻が後方に突き出て、体、というかお腹が前のめりになり、倒れるのを防ぐために、今度は頭を後ろにそらす、みたいな感じで、なおかつ胸を前にだすため、肩甲骨を寄せすぎて外側に反る、みたいな感じでした。

 

ここで私が注意すべき点はお腹を引っ込めることかなと思いました。

それ以外は、むしろスポーツで前にジャンプする時にあえて後ろに反ることはなかったので、反る、というところはあまり気にしなくてよさそうです。

ただ、胸を魅せる意識が足りないので、胸を魅せつつ後方に反らない、そのちょうど良いバランスを探ることが必要なのかなと思いました。

 

大人になってからのバレエだと、過去に何をやっていたかで各自の癖があってそれも面白いです。

バレエをやっていた人がうまいのは別として、バレエでなくてもダンス系をやっていた人は手や腕の使い方が綺麗。

音楽をやっていた人はリズムをとるのがうまいです。

ジャンプを伴うスポーツをやっていた人はジャンプに迫力があります。

私は志向が体育会系なので、知らない体の使い方を学ぶこと、使ってなかった筋肉を目覚めさせることが今はとにかく楽しいのですが、動きが「バレエ」「アート」ではなく「体操」になりがちとよく言われるので、そろそろ「魅せる」も学ばないと!

ピケターン、出来る方の理由と、出来ない方の原因

最近右軸のピケターンで、すくっとまっすぐ立てて安定して回れるようになったなあと気がつきました。

特に何か意識して直したところもないのにいつのまにか、という感じだったのですが、今日回ってみて、どこが良くなったのかが自分でもようやくわかりました。

まず、ピケで出す足を無理に遠くに伸ばさなくなりました。前は欲張って遠くに放っていたので、ピケの足に直立しきれず最初から足の軸が斜めになっていたんです。

無理に遠くにピケしなくなったことで、きっちりまっすぐ軸足が立つようになりました。

次にピケで立つ足のドゥミ・ポワントが高く安定するようになりました。

前はグラつくのが怖くてドゥミ・ポワントを低く抑えがちだったのですが、思い切ってきっちりあげたほうが、膝もガクガク緩んだりせず、ぴしっと立てるんですね。

さらに、前は軸が真っ直ぐになる前に焦って回ろうとしていたのですが、今は片足でもちゃんとまっすぐ立ち続けられる自信があるから、軸が真っ直ぐに立ってから、回り始められるようになりました。そのおかげで回っている最中に、終わりかけのコマのような軸のブレがなくなりました。

また、前は軸がぐらつくからとにかく勢いで回ろうと、腕の力も借りて、力づくでブンっと回っていたのですが、今は焦る必要がなくなったので軽い力で回れるようになり、自分の力と遠心力に振り回されることがなくなりました。

私は体幹の左側が特に弱いので、力を入れるというよりは全体の力を軽くし、左下腹だけ、軸に対してまっすぐかを意識すると、特に綺麗に回れるようです。

 

と、ここまでわかったところで、逆に左軸のピケターンがまだ安定しない理由もわかってきました。

私、左のドゥミ・ポワントがまだ甘いのです。また、自分の体に対してどの辺りでピケすべきか、左はまだ掴みきれていません。

また、左の体幹の弱さも軸の弱さに繋がってい?気がします。

次からは、ここを意識して改善しようと思います。

赤信号は左軸のルルヴェ

左足のドゥミ・ポワントが甘いなあと思ったので、赤信号ではこっそり左軸のルルヴェをすることにしました。

赤信号だけでなく、コピー機のコピーまち、トイレの順番待ち、電車まち、など、立って待つ時間は左軸ののルルヴェ時間。

 

意識することは、踵の引き揚げとターンアウト。

もう一つが右のお尻の過緊張を緩めること。

最後にお腹を引っ込めてまっすぐに立つこと。

ターンアウトした左のうち太ももから左の鼠蹊部にかけてが真っ直ぐになる位置が、私のまっすぐのようなので、それを意識しています。

 

バレエの習い始めは5番でターンアウトさせる練習に充てていたので、ちょっとは成長したのかな?

 

シャンジュマンのプリエは浅く?深く?

今週はシャンジュマンをすることが多い週でした。

 

暇な時にいけるレッスンに出る、というスタンスでやっているので、たくさんの先生に教えていただいています。

そうすると先生によっては、相反する指導になったりもします。

 

今週はシャンジュマンのプリエをどれくらい深く踏み込むかで、真逆の指導を受けました。

 

今はコンテンポラリーを専門にされている先生は、きちんと5番で深くプリエする事で、うちふとももの筋肉を鍛え、そこを使ってジャンプできるようにしましょう、という指導でした。

 

対して、元プロバレエダンサーの先生は、プリエが深いと鈍重に見える、地面から跳ね返るように、浅いプリエですぐにジャンプしましょう、との事でした。

 

どちらもなるほどなあと思いました。

うちふとももが使えてない時にガンガン飛ぼうとすると、ターンアウトが甘くなって、昔やっていたバスケのジャンプになってしまいます。今の私は、高さと滞空時間だけでいうなら、こちらの方が圧倒的ですし、深いプリエを意識しないとすぐに、若い頃に慣れた跳び方になります。

でもこのままだといつまでたってもバレエの足にはなりません。

なまじ前ふとももも裏ふともももがっしり筋肉がついていると、筋肉頼りのジャンプになってしまうのですよね。

だから前者の先生の指摘もなるほどなと思います。

 

でも、うちふとももがちゃんと使えるようになって、最終的に目指すべき完成形は、軽やかに弾む後者の先生の跳び方なんだろうなあと。

レッスン内容も前者の先生は特に初心者向けで、後者の先生はもう少しだけ踏み込んだ内容になっているので、同じシャンジュマンでも指導内容が変わるのだと思いました。

 

 

指導の意図をちゃんと理解するのって大事だなと思った一件でした。

 

 

今日のアンシェヌマン :シャッセ×3からのステップ2歩み、アッサンブレで方向転換

今日のアンシェヌマン は、シャッセ×3からのステップ2歩み、アッサンブレで方向転換、でした。

 

鏡(舞台に向かって)右斜め前、2番方向。右足前のタンデュ、右手アン・オー、左手ア・ラ・スゴンドで準備します。

ワルツのリズムで、

1、2、3でシャッセを1回します。

右足を踏み込み(=4番でドゥミ・プリエする)、右足踏み込みでジャンプし、そこに左足を集め、空中でくっつけ(=空中で5番ポジションにする)、3で左足を着地し、ドゥミプリエにし、右足は前に放る(ジュッテ)という感じ。

この時、ア・ラ・スゴンドになっている左手が体の横より後ろにならないよう、「誰かを抱き寄せて一緒に歩いているつもりで」と指導されました。

一緒に進む感覚で左手が遅れないよう、自分だけが前に行かないようにすると、自然に顔も左手側に向けることになり、鏡(舞台)側に向けられるようになりました。

またジャンプは右手に導かれるように軽やかに。

これを合計3回繰り返します。

 

次の1、2、3カウントは、方向転換を伴うアッサンブレ。

まず1でジュッテになっていた右足を着地させるのが一歩、次に2で左足を1歩進め、3で、その左足を軸に右足を5番経由で前に投げ出し左足でジャンプし、体の方向を8番(舞台に向かって左斜め前)に回転させます。

この時、左手はそのままにし、右手は右足を前に1ステップする時にアン・バーにし、そこからジャンプに合わせてふわっと体の横で上に放ります。

次のカウント1で投げ出した右足を左足前の5番(クロワゼ)に集めて着地し(ドゥミ・プリエ)し、まっすぐに戻します。空中にいるところから着地、足をまっすぐ伸ばすのに合わせて、両手をアロンジェ(右手はアン・オーの位置、左手はア・ラ・スゴンドの位置で)にし、カウント2でそのポーズをたっぷり見せたら、次のカウント3で左足を軸にしてくるっと2番に方向転換し、最初のポーズに戻します。

 

これを繰り返します。

 

前方方向へのアッサンブレ、しかも方向転換つき、というのを今回初めてやったので新鮮でした。

トンベパドブレとバランセのステップを覚えるまでは、足の動きがずっと謎で足ばっかり見ていたのですが、右側に向かう時は最初のステップは右を前にだすということや、ワルツの時は1ー1、2、3が右左右、となる代わりに次の2ー1、2、3のステップが左右左になる、など少しずつ法則を見つけてきて、ようやく足の運び方が覚えやすくなりました。

その分、腕の動きがきになるようになってきたので、引き続き頑張ろうと思います。

 

あと、未だにバレエ用語がわからなくて、アロンジェ??アッサンブレ?2番ってどっち向き??クロワゼ??となるので、覚えるまでは、このブログでしつこく書いていこうと思います。

 

 

アントルラッセで受けた注意

今回習ったアントルラッセは、2番方向にエファセで立ち、そこから左足を軸にアラベスク、後方にシャッセをしながら6番方向に向きジャンプし、2番方向を向いて着地するもの。

ジャンプのところを細かくみていくと、

1 まず右足で一歩前に踏み込み、後方にあった後ろ足を5番を通過させ6番方向に大きく投げ出し(=グランジュッテ)、グランジュッテと同じタイミングで踏み込んだ力を利用して右足で上にジャンプし、一気に体の向きを2番方向に右回転、投げ出す足を左足から右足に交代し、ジャンプした右足をそのまま6番方向、つまり体の後方に大きく投げ出し(グランジュッテ)、交代した左足で着地(ドゥミ・プリエ)、最後は2番方向に向いた左軸のアラベスクにするというものです。

腕は、ハの字で準備し(この姿勢をなんと呼ぶのでしょう?)、左足のグランジュッテに合わせてアン・オーにし、左足の着地に合わせてア・ラ・スゴンドに開いていました。

 

これを左右をチェンジしてやったのですが、私はどっちの足を投げ出した時にどっちに向くのかがわからなくなったり、足のチェンジを忘れてフェッテ?になったり。

元々はサウスポー/レフティなのですが、そのため軸をとるのは右の方が得意で、なおかつ、スポーツをやめてからは右を使う生活が長かった(箸と鉛筆は右に強制されたため)のと合間って、左軸の感覚が鈍いのと、左右の感覚がわからなくなりがちなのが原因だと思います。

ただでさえレッスンでは右軸の動きが多いので、自主練では左軸の動きを多めにやろうと思います。

 

なお、このレッスンで私がずっと注意されたのが、回転が遅いのと、間に合わないか不安ですぐに交代足を投げ出すのとで、投げ出す交代足が後方へのグランジュッテにならず、横から回し蹴りしているように見えるとのことでした。

難しい…。

家で自主練したところ、最初の足のグランジュッテを少し低めにすると良い感じでした。プロは最初の足を思いっきり放っているように見えるのですが、まずは控えめなところから、きちんとした型を身につけ、そこから少しずつパワー全開モードに変えていこうと思います。

バレエのように「美しくコントロールする」のが大事な種目は、アクセル全開で臨むより、ちょっとパワーを抑えめにした方が綺麗に見えるなと最近ようやく学びつつあります。

 

あと私は思いっきり最初の踏み込み足を前方に踏み込みジャンプするときも前方方向へ前夫し、さらには次の足を力一杯グランジュッテすることで体がさらに前方に引っ張られ、結果として最初の体の向きの方向に思いっきり前進していましたが、アントルラッセは移動は伴いません!って注意されてしまいました。

移動するのではなく、あくまでその場で、ふわっと無重力になったように上に翔んで!だそうです。

 

 

 さらに最後にアラベスクになってあげている方の足が曲がっているという注意も受けました。うちふとももからつま先までのラインをきっちり意識していると曲がりにくいのだそうです。